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皆さんこんにちは、ぷよりんです。
豊かな老後を暮らすために色々調べている毎日ですが、年金を色々調べていると気になる事があります。
私(旦那)が死んだ後、奥さんは生活が出来るのだろうか?と言うことです。
では自分が死んだ場合を考えて見ましょう(笑)
早死にする場合等色々考えられますが、ここは65才まで生きたと過程して考えましょう。
65才以降で夫が死んだ場合、奥さんは年金収入をいくら得られるのでしょうか?
私が一番心配しているパターンを考えたいと思います。
旦那会社員、奥さんが専業主婦の場合
18才未満の子供がいるかどうかで変わるようですが、ややこしいので、ここはいないで考えてみたいと思います。
奥さんはまず自分の老齢基礎年金が貰えます。
支給額は40年加入者で、年間779,300円(月額約65,000円)をもらう事ができます。
では旦那の分はどこまで貰えるのでしょうか?
答えは夫の「老齢厚生年金」の4分の3です。
結婚前に厚生年金に加入していた場合等は奥さん自身も「老齢厚生年金」が貰えますが、以下の3つか選択する形になります。それでも(1)になる場合が多そうな気がします。
(1) 遺族厚生年金のみを受給(=夫の老齢厚生年金の3/4)
(2) 自らの老齢厚生年金のみを受給
(3) 遺族厚生年金の2/3と自らの老齢厚生年金の1/2を受給(=夫と自分の老齢厚生年金の合計額の1/2)
基礎の部分は2重取りになるから貰えないんですね。では仮に旦那が「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」で月15万貰っていたとします。
基礎の部分を抜くと、85,000円です。
これの4分の3なので、63,750円です。
合計で 月額 128,750円になります。
これでは生活は無理だぁ~
旦那が生きている場合には、旦那分150000+自分の基礎年金65,000円で月額215,000円の収入です。
夫婦でこの額を貰って入れば贅沢をしなければ、生活は出来ると思いますが、旦那が死亡した時を考えると非常に厳しいと思います。
若ければ働けば良いだけかもしれませんが、老後が迫っている人は働いて貯金を貯める以外に、何かできる対策は無いのでしょうか?
貰える年金が増える制度がありました。
それは繰り下げ受給制度です。
これは年金の受給開始時期を遅くする事で、貰える年金額が増える制度です。
生涯増えるので、長生きすればするほどお得になります。増減率は下記表になります。
繰下げ請求と増額率
請求時の年齢 | 増額率 |
---|---|
66歳0ヵ月~66歳11ヵ月 | 8.4%~16.1% |
67歳0ヵ月~67歳11ヵ月 | 16.8%~24.5% |
68歳0ヵ月~68歳11ヵ月 | 25.2%~32.9% |
69歳0ヵ月~69歳11ヵ月 | 33.6%~41.3% |
70歳0ヵ月~ | 42.0% |
参照:日本年金機構HPより
70才で最大42%増加した場合
65,000×142%=92,300円になります。
これに63,750円を足すと、156,050円になります。
旦那の年金の収入を超えました。これならなんとかなる。
私のサイトでは以前、旦那の年金だけで老後の生活費と貯金シミュレーションをしていますが、旦那分だけでの老後を考えておくと、仮に死んでも普通のサラリーマンレベルであれば、この方法が使えます。
自分が70才になるまで生きてくれていれば、仮に旦那が先に死んでも死んでも同じくらいの収入計算で生活が出来ます。
奥様が年上であれば旦那が現役で働いている間は繰り下げはしやすいと思うので、姉さん女房向けの制度かも知れませんね。
但し割合で増える形になるので、専業主婦で未納もしくは免除措置を受けている方は今のうちに極力追納しておくと良いと思います。もとが減ると増加効果もあまり意味がありませんので。
早死にした時は損ですが、それを言ったら老後の事を考える意味がないのでそこは考えないようにしてください。
仮に旦那が死ななければ70才からは夫婦合わせての貰える額が増えるだけなので、より豊かな老後になりますのでそれはそれで良い事ですよね。
とりあえず、何とかなる方法があったので一安心しました。
しかし早死にするとすべての計算は狂うので、一番豊かな老後を送れるのは、夫婦仲良く長生きする事ですね。
最後まで、お読みいただきありがとうございます
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